布ナプキンを使ってみよう

日々の暮らしのヒント
生活の知恵、節約術などの紹介

 SDGsの取り組みが浸透してきた今、環境に配慮した生活様式が見直されています。
「SDGs(持続可能な開発目標)」とは2015年9月の国連サミットで採択された、17のゴールと169のターゲットからなる国際目標ですね。SDGsが目的とする「持続可能な世界」とは、地球環境の保全と利用のバランスと、そして、自然の共存が実現できた世界を、未来に引き継ぐため、WWFが1980年から掲げ、訴えて続けてきたメッセージ。


私が布ナプキンを知ったのは16年ぐらい前になりますが、その当時から、環境に配慮した生活を大切にする人が自然派と呼ばれていて、化学物質を避けたり、農薬を全く使わないまたは最小限の使用による農業をされるかた、ヴィーガンなど、、、そういう意識を持った方たちは、すでにSDGsを実践してきたといえます。

布ナプキンは、自然派とよばれる、自然食や化学物質を使わず作られた製品を選んで生活する人々の間では、当たり前に選択されていた物だったと思います。
そのほか皮膚が敏感だったり、大病をした後の生活の仕様を変えた方など、、が、主に使っていたのかもしれません。

 私は布ナプキンを長年愛用していますが、ここでは布ナプキンを使ってきた経験を基に、あれこれ書いてみたいと思います。
 これから使ってみようか迷われている方に、参考になるかと思いますので、よかったらおつきあいください。

布ナプキンを使い始めたわけ

からだに優しいという話をきいて

私はだいたい16年ぐらい前から、自然食に興味をもって、マクロビオティックの勉強を始めたのですが、マクロビオティックな生活の中で、できるだけケミカルな生活用品を使わないという考えがありました。

そうすると、石油製品である使い捨て紙ナプキンを使わず、布ナプキンを使う選択をしたので、私は布ナプキンを始めてすでに16年経ってます。

 当初は、布ナプキンを使う人は少なくて、ネットショップも限られていました。

あの頃は、メードインアースとか自然食品店で販売されていたので、種類も少なかったです。

 今はとてもポピュラーになり、布の素材、柄、形がとても豊富で選ぶのが楽しくなります。おりもの、尿もれ用の布ナプキンもあるので、使い勝手が良く自分に合ったものが揃っているし、本当にオシャレな日用品といっても過言ではないですね。

からだに優しいという話ですが、使い捨て紙ナプキンに使われている「高吸水性高分子(ゲル化剤)で体が冷える」や、表面材の不織布や中身の吸収体などに使われている素材が、デリケートゾーンから経皮吸収されるため、体に良くないという情報を知りました。

紙ナプキンの原材料欄、見たことありますか?
いつも使っている生理用品、何で作られて、どうなっているかご存じですか? 代表メーカーに聞いてみました!次回の生理用品を選ぶヒントにも。

 これに関しては個々に判断してどう選択するか、になるのですが、当時はこの情報をもとに、「体に優しい布ナプキンを使いたい」と思ったのでした。

ゴミが出ないので地球に優しい

  ゴミが出でないしゴミを燃やさない事と製造過程などを含めて地球環境に配慮したことに繋がる。そう考えました。

 今、SDGsの取り組みの一つとして、布ナプキンを始める人がいるかと思います。その感覚に近いですね。

節約になる 

布ナプキンを始める時の初期費用は、まとめ買いなのでその時は高額になる場合が多いです。当時は布ナプキンは種類が少なくお値段もかかりました。

個人の体質で毎回の月経の経血量は違うので、ここでは私の場合を書きます。
布ナプキンを使う前の使い捨て生理用ナプキンをどのくらい使っていたのか思い出しながら書いてみます。

月経量が一般的に正常範囲内でおさまってきた私の場合でも、月に総数で25~28枚ぐらいかも。
頻回に替えるかたは、もう少し多めですが、金額でいうと1000円以内に収まるぐらいです。
物にもよりますね。
夜用のナプキンも含めて購入すると考えて、1500円以上になる人もいるとおもいます。

女性が一生の間に使い捨て紙ナプキンに使う金額はおおよそ70万円だという調査もありますが、毎月生理用品を購入しなければならない事が前提で、これが布ナプキンだと、家に洗って保管してあるので、買う頻度は少なく済み、経済的な負担は軽減できます。

一回にきちんとした製品を買うときは、多少その時だけかかるのですが、後で長く使う事を考えると、とても節約になることは間違いないです。

 節約を目指している方にとっては、毎月1000円の出費は大きいし、できたら避けたいのではないでしょうか。

私の趣味のひとつに、裁縫があるので、そのあとは布ナプキンを自分で作り始めました。

また、作らなくても、ハンドタオルをたたんで使うとか、古着をざっくりと使う大きさに切って当てたりしてました。古着で適当に切った布は、捨てることを前提です。

 購入した布ナプキンは、繰り返し使えるし数年持つので、節約になりました。

でも、細かく計算したわけではないので、説得力はないかもしれないですね。

布ナプキンと使い捨て生理用ナプキンの経費の差について書いている方も多いので、

検索してみるといいと思います。

≪ 私が買った布ナプキンたち ≫

 古いものからですと、

・メードインアース

  オーガニックコットンで、形、大きさが今は豊富にあります。使い勝手を言えば、中央に挟む別売りのパットをいれるポケットが、上下についていますが、長く使っていると次第に布が伸びてきてしまい、パットが外れやすくなり、使いにくいんです。

パットが使えないなぁと思い、この布ナプキンは、量が少ない日に使うことにしています。

当時の価格を忘れましたが、2枚ほど買って3,000円弱だったかも。


↑こちらでまとめ買いすることができます。洗剤もついていて使い方もわかりやすく、おススメです。
このセット以外にも、お得なセットがあるので、お店をのぞいてみてください。

・Sunny Days

 こちらの布ナプキンは、種類も多いのですが中でも私が愛用している形は、

布ナプ・プレーン 三つ折りにして使うタイプの四角い布ナプキン。

肌にあたる部分を入れ替えて、1枚で2回、当たる面を変えることができます。

また、パットを真ん中に挟んでおいて厚みを持たせるということをしています。

そうすると、より吸収してくれて下までの漏れを少なくさせることができています。

 当時もう少し安かったと思うのですが、1枚1430円×3枚購入 4290円

お試し価格で半額というセットもありますので、気軽に買って試してみるのもいいかと思います。

・nunona

 私としては比較的、新しいお店です。布の素材がとても心地よく、種類もたくさんあります。私が使っているのは、3D布ナプ。 

このお店の通常タイプの布ナプより1.5倍吸収してくれ、ふんわり厚みがあり使い心地良いです。中央が分かれて開いているので、洗うときに裏表をもみ洗いしやすく、

厚みがある割に乾きやすいんです。

 こちらは 1,497円×2枚購入 2984円

このほか、今はないお店からパットを数枚買っています。

パットの金額はお店にもよりますが、1,000円前後でしょうか。

合計で10274円プラスパットを数枚買った記憶があるので、15,000円ぐらい。

ハンドメイドの布ナプキンはもう少し安く買えるので、お試しに、おりもの用、軽い日用を2,3枚買ってみるというところから始めるといいですね。



今はオシャレで素材も選べるし、毎月の憂鬱が楽しくなるような布ナプキンがあります。
上記のお店以外でも探すとたくさん自分好みのものが見つかると思います。
とりあえずYahoo!などで検索してみるのもおススメです。

布ナプキンを作ってみる

 私が買った布ナプキンは、長くて7年、と、とても長く使えています。洗って繰り返し使い、途中捨ててしまった物もあります。それはハンカチサイズの物が多くて、その多くは古着で作ったものでした。

5~7年も使えば見た目の形崩れや汚れも目立ってくるので、1,2枚買い足す感じで、布ナプキンを使い続けています。

この16年間で購入した布ナプキンの数は、パット含めて、だいたい10枚弱かと思います。

それ以外は自分で作り、使っているので、数字を出していませんが、とても節約になっているとおもいます。

ハンカチサイズのパット

ハンカチサイズのパットは、ホルダーという本体に挟んだり、そのまま抑え無しで使ったりします。可能な限り、ホルダーと一緒に使うのをおススメします。

なぜなら、ズレてしまうしトイレに落としてしまうことが多いです。

パットは、何枚あってもいいので、家にある布で作れる範囲で多めにつくると安心です。

古着でリメイク

自分で使った下着や、着なくなった洋服を使い、リメイクです。

ご自分の生理用ナプキンから型紙をおこし、切って縫うだけなのですが、素材は何でもいいわけではないです。

<デリケートゾーンに直接あたる部分>

・ネル素材

・綿

がおススメです。経血を吸収しやすい綿が良いと思います。タオル生地は、ふんわりしますが洗うときに繊維がよれやすいです。

 使用する古着  肌着や少し厚みのあるTシャツ  

<外側の布>

 ・綿

 ・綿、アクリル混合

使用する古着  綿素材のシャツ、ズボン、ハンカチ、

<吸収体として使う布>

 直接当たる部分の布と外側との間に、2枚ほど薄めの布をはさんで縫うと、より吸収してくれて漏れが少なくなります。

中央部に充てるものとしては、吸収しやすい素材がいいので、やはり綿やネル素材がおススメです。

布ナプキン型紙 PDF

 私が作成した型紙があります。使い捨て生理用ナプキンをもとに作ったのですが、

使い勝手などを考えて、色々作りました。

ご自由にお使いください。

ダウンロードをクリックすると、自動でダウンロードができます。

手作りサイトの紹介

 参考にしていたサイトをご紹介します。

 中には型紙も無料配布していますので、そちらを使ってみてもいいかと思います。

布ナプキンを作る際に、ボタンや布、リボン、レースなど、色々と必要になることがあります。
100均でも調達可能です。
私は100均かネット通販↓↓で調達しています。


超簡単!縫わないハンカチタオル

超簡単です(笑) 使っていない、または使い古したハンカチタオルをたたんで使うだけ。

パットとして使います。

もう布の処理もなにもしなくていいので、お家にあるものでいいので使ってみてください。

生活の場面での使い分け 外出時などはどうする?

布ナプキンは、とても使いここちが良く、節約になるし、洗濯などの管理も苦にならないため、私には合っています。

ですが実は、全て布ナプキンにしているわけではありません。

仕事やお出かけの際には、使い捨て生理用ナプキンを使っています。

 また、2日目など多い日の夜は心配なので、使い捨ての夜用を使うことがあります。

出かける時は、長時間で交換できるかわからない場合や、宿泊もある時は、思いきって使い捨てを持っていきます。

ですので、布ナプキン以外に、生理用ナプキンを2,3か月に一度、買っています。

金額にすると、だいたい1,500円前後でしょうか。

 

 布ナプキンにこだわらず、場面で使い分けていくことは、とてもストレスフルになります。

考え方は、人それぞれで、何を大切にしているか、どうしたいか、などでかなり変わるため

この記事も参考までにしていただけますと幸いです。

何にしても、自分軸を大事にしていけば、正解は自分で見つかりますので、

まずは、どうしたいかを考えて使うものを選択していかれるといいですね。

布ナプキンの管理

 一番気になるところではないでしょうか。

自分の血液とはいえ、触るのに抵抗がある、衛生面で心配、など気になる方は

布ナプキンは避けたほうが良いと思います。

 私が使っている洗剤、洗い方について軽く説明しますが、
長く利用しているお店「冷え取りとやさしい暮らしのお店てくてく」
こちらのお店には布ナプキンも販売していて、洗剤も同時に買えることと、説明が掲載されているのでおススメです。↓こちらから見ることができます。

使い続けるには

布ナプキンは、体と環境に優しいのでおススメですが、個々の志向や管理のしやすさなどの感じ方があるので、興味がありましたら、お試しから始めてみるとよいかと思います。

全く興味がない方はこの記事にたどり着くことは無いと思うのですが、ガッツリ始めたい方は、ぜひ!とおススメしたいです。

 健康に関しては諸説ありますので、コメントは控えたいと思います。

まずは、楽しんで始めることが大切だと思っています。

自由な選択肢としての布ナプキン


 誤解になるといけないのですが、使い捨て紙ナプキンが悪い、とか、使っていけないとか、ではありません。

私は基本、布ナプキンですが、外出時の漏れが心配なときは使い捨て紙ナプキンを使っています。
 
≪ 外出時に想定されることは ≫
・交換できる時間がないかもしれない
・多い日で漏れる可能性がある

 それ以外では、交換後の汚れた布ナプキンを持ち歩くのが嫌な人もいます。

 月経血が毎回多い方は、どうやっても布は無理!!という方もいます。

布ナプキン

自分のライフスタイルに合わせた組み合わせや選び方をしてみるのが一番だと思っています。

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